<釈迦岳(しゃかだけ)・御前岳(ごぜんだけ)>

釈迦岳(1231m)・御前岳(1209m)

ルート杣の里渓流公園御前岳→(時計回り)→釈迦岳杣の里渓流公園
登山日:2006年1月9日
登山口:福岡県矢部村 map fan
天候:晴れ
テーマ:福岡県最高峰
ガイドブック:『福岡県の山』、『九州百名山』など各種
パーティ:単独
時間記録:登山道周回5時間55分
09:25 駐車地点
10:15 杣の里渓流公園登山口
11:20 上の林道出合い
12:20-12:35 御前岳
14:10-14:30 釈迦岳三角点
14:50 レーダードーム
15:20 矢部越
16:10 杣の里渓流公園
16:50 駐車地点
 
仕切り線

【釈迦岳・御前岳について】

釈迦岳は福岡県の最高峰であり、御前岳は同県第2峰である。釈迦岳はガイド本によっては釈迦ヶ岳、釈迦ガ岳とも表記されており、三角点のある本釈迦(1230m)、レーダードームの立つ普賢岳(1231m)、大岩展望台(1230m)の3つのピークから成っている。御前岳は権現岳とも呼ばれ、山頂には景行天皇御遺跡碑が立っている。名前の通り、共に信仰の山である。
登山道は、本日は福岡県側の杣の里渓流公園から時計回りに周回するコースを採ったが、他にも大分県前津江村側の田代コースや椿ヶ鼻コースなどがあるようである。いずれも交通の便はあまり良くないとのことである。

【アプローチ】

大牟田からR209、矢部川堤防道路、R442経由で矢部村に入る。矢部村役場すぎの交差点から「←杣の里渓流公園/釈迦岳・御前岳」の案内板に従って御側川沿いの道に入ればあとは一本道である。杣の里渓流公園の登山口まで車で入りたかったが、ノーマルタイヤなので路面凍結が始まった、渓流公園3km手前の地点の路肩に駐車して、登山口までトコトコと歩くことにした。スタットレスタイヤやチェーンを持っていたら余裕で登山口まで行けたであろう(雪道に慣れた人ならばノーマルタイヤでも行けたかもしれない)。大牟田から約60km。2時間で到着。

【杣の里渓流公園】

御側コミュニティプラザでトイレを借りて、御側山林道に入る。「大杣橋」や「愛の姫橋」などのおしゃれな橋を渡って、正面に緑色の大橋が見えてきたら杣の里渓流公園である。冬はオフシーズンかと予想していたが、オープンしていたので驚いた。登山口は宿泊施設の側にある。木の看板にしたがって山側に入っていくと堰堤があり行き止まり。おかしいなと思いつつ、薄いトレースにしたがってよじ登ると林道に出た。本当の登山口はもう少し上だったことを認識した(実際木の看板の少し上に黄色い新しい案内板が立っている)。まったく問題のないロスだが、この日記を読まれた方は黄色い看板のところから入山されるといいでしょう。。
杣の里渓流公園遠望 登山口

【上の林道へ】

しばらく林道歩きであるが、道脇のお地蔵様を見るとすぐに谷沿いの山道となる。雪の量は大したことはなく、ラッセルで苦労することもない。何度も沢を横断するが、数箇所で渡り岩が凍り付いていて緊張を強いられた。
御前岳・釈迦岳は中腹に林道が走っていて、ガイド本では「上の林道」と表現されている。谷道から離れて植樹林帯を抜けると上の林道に出合う。
登山道 谷道
樹林帯 上の林道出合い

【大岩展望台】

登山道には「御前岳・釈迦岳→」などと書かれた木の案内板が随所に見られるが、林道脇などには真新しい黄色い看板も立っている。それぞれの山頂までの距離が少し違うのが気になるところではあるが、距離表示があると気分が乗りやすい。
上の林道からしばらく階段登り。高度を上げていくに従って次第に展望が良くなっていくが、大木(ツガ?)のある大岩展望台からの眺めは最高であった。笹が現れ始め、所々で鎖場もあり、変化があって楽しめる。
大岩展望台 登山道

【御前岳(権現山)】

ロープつきのはしごを上りきると御前岳の山頂。大展望が広がる。地形図では標高1209mだが、現地の山頂標識は1211mとなっていた。今日は暖かく気温は0℃だった。山頂では360度の展望とは言えないが、少し場所をずらすと釈迦岳方面の展望も得られ、レーダードームがよく確認できた。
はしご 御前岳山頂からの展望
御前岳山頂 釈迦岳方面

【県境縦走路】

福岡県と大分県の県境縦走路で釈迦岳に向かう。ブナの木など原生林が多く、雪の白色、空の青色と共に、木肌のクリーム色・茶色が映えて綺麗だった。ときどき振り返ると御前岳のピラミダルな山容が確認でき、満足する。しかし気温が上がってきて雪が腐っており歩きにくかった。石楠花のつぼみが確認でき、春が近いことを感じる。途中「シオジ原生林」の案内板を見るが、時間的な都合で本日はパスする。
県境縦走路 県境縦走路

【釈迦岳】

大岩のピーク越しにレーダードームが見えるようになると本釈迦も近い。大岩ピークで展望を楽しんだ後、本釈迦の最後の急登を登る。ロープなどがあるが、雪があるので慎重にゆっくりと進む。本釈迦の山頂にはお地蔵様が鎮座していらした。一等三角点は雪の下で、勘を頼りに掘り探して見たが分からないので諦めた。山頂からは御前岳から歩いてきた県境縦走が一望できて、これだけよく歩いたものだと実感できる。
大岩ピークとレーダードーム 本釈迦最後の急登
本釈迦山頂 御前岳方面

【レーダードーム】

県境縦走路はトレースが付いていたが、レーダードーム(マイクロウェーブ)の立つ普賢岳への道はトレースがゼロであった。ここぞとばかりに持参してきた輪かんじきを装着する。所々で雪の落とし穴に落ちながらも距離が短いのでそれほど苦もなく普賢岳に到着。展望広場には案内板があり、山座同定ができた。本日は特に午後からガスっていて、阿蘇山や久住山がしっかり見えず残念だった。
分岐 金毘羅宮

【矢部越】

一旦、本釈迦方面に戻り、矢部越を目指す。今まで歩いてきた道と同じ雰囲気であるが、雪がだいぶん溶けてきていたので土が見える箇所もあった。下りは楽なもので矢部越まで一気に下った。矢部越は林道(上の林道)が通っていて、案内板などもあり一休憩入れるにはちょうど良い場所である。ここでかんじきをはずした。周辺には「キツネノカミソリ群生地」と書かれた看板があるが、植物はすべて雪の下なのでどんな植物か確認はできなかった。花咲く頃(7月中〜下旬)にまた訪れたいと思う。
矢部越 登山道

【幸運ノ滝】

林道を何度か横切って下の林道(釈迦岳林道)に合流する。林道歩きは単調であったが、途中で大きめの滝があり目を楽しませてくれた。ガイド本に掲載されている幸運ノ滝とはこの滝のことか?現地案内板には「八ツ滝」の文字があったが、八ツ滝とはこの辺りの(8つの?)滝の総称かもしれない。杣の大吊橋を間近で見るとすごい迫力である。杣の里渓流公園に戻り、無事に下山できた。帰りがけに矢部村特産のヨモギ餅を買って頬張りながら帰路に着いた。
幸運ノ滝? 杣の大吊橋

【感想】


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